障害と保険を考える シリーズ第二回目

シリーズ「障害と保険を考える」の第二回目。
今回は大田区を中心に子供のキャリア教育と、商店街の活性化するイベントを手掛けていらっしゃるMさんにお越しいただき、お子様の引きこもりとご自身の精神疾患について語っていただきました。(聞き手:成澤さん、川田さん)

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(Mさん:以下M)私は大田区で子供のキャリア教育と商店街の活性化を行う取り組みを行っています。
またイベントの企画・運営などもしています。子供達にコミュニケーションの力をつけるプログラム(ことばキャンプ)を提供しており、3月から教室も開校しました。

(成澤さん:以下N)子供が引きこもったのはいつですか?また、その時のMさんの気持ちについて教えてほしいです。

(M) 子供が引きこもったのは2年前で、高校二年生でした。今思えば小学校からその兆候があったのですが当時は「学校は行くもの!」と言い切り、随分息子にしんどい思いをさせてしまったと思います。どうしてよいかわからず、叱りつけることもしばしばありました。子供も私も共に相当しんどい思いをしました。

(N)子供は怒られるとどのような反応をしましたか?

(M)子供は、怒られると黙ってしまう子です。何とか都立の高校に入って、学校には通っていましたが、子供の親友が学校を辞めたタイミングで、子供も休み始めてしまいました。当時、会社員として働いていましたが、働き方や会社の体制に疑問を強く感じ、自分自身が適応障害と診断され、会社を休職してしまいました。そのことで、子供の気持ちが初めて理解できて、マインドリセットが起こりました。そのタイミングで、イベントで成澤さんに出会ったんです。

(N)すごいタイミングですね!

(M)子供に対しても、見守ること、サポートすること、待つことを行ってきました。子供が先日、私の誕生日に花束を贈ってくれたんです。人は変わるって思いましたね。

(N)子供が引きこもっているときに検査を受けましたか?

(M)大学の機関で発達相談をし、検査(WISK4)を受けました。

(N)検査を受けることに対して抵抗感はなかったんですか?

(M) 発達の凸凹を知るのは誰しも人生においてとても役に立つので抵抗は無いですし、得意や苦手を知るのにはとてもよいと思っています。今日、アニメーションの専門学校受験の合否が届くんです。

(N)結果、教えてくださいね。専門学校を受験できるということは、子供が引きこもりを辞めたということですか?

(M)はい。一か月前から外に出て活動し始めています。

(川田さん:以下K)私の息子も同じような時期がありました。大学付属の中学を辞めて、月曜の真夜中に少年ジャンプを買いに出かけるくらいしか外に出られなくなって、その後、ある本に出会い、本人の希望で留学をしました。ついこの間、激変して帰ってきましたが、今では引きこもった経験は良かったと言っています。

(M)日本の教育では、間違えていてもナイストライ!とする文化がないです。答えを間違えるとその子の失敗体験だけが残り、正解した子だけが良い子となるところがとても残念だなと思います。

(K)日本は、下手なことに対して好きだと言ってはいけない国だと思いますね。画一的に同じ人間を育てようとする日本の教育と、個性を大切にする海外の教育には大きな違いを感じます。

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(M)私は「ことばキャンプ」というプログラムの提供を通して「ことばの力」の大事さを伝えています。また不登校になってからとにかく子供には色々な生き方をしている人に一緒に会いに行き、話を聞くという機会を設けました。息子に「生き方って色々あるよ。だから大丈夫だよ!」と伝えたかったんです。

(K)子供本人には引きこもりを辞めた理由を聞きましたか?

(M)聞いていないですね。特に必要ないです。そのうちに自分から言うときがあると思いますので。

(K)私の息子の場合は、変わるきっかけとなる本は知っていましたが、本の中できっかけとなった部分(章など)が私の想像とは違いました。いつか、そのきっかけについて話してみると良いと思います。

(K)話は変わりますが、生命保険は基本的には健康な人をベースに考えられています。病歴や症状が出ると保険に加入できなくなるんです。入院・手術の予定がなければ今では障害があっても加入できる可能性のある保険が出てきたんですよ、どのように思いますか?

(M)保険に加入する際、審査などを通して改めて入れる保険、入れない保険があることを身をもって知りました。ですからそのような保険があることはとてもありがたいですし、まだまだ知らない人がたくさんいると思います。

(N)これからも様々なことを一緒にやっていきましょう!

※本来、当サイトでは”障がい”という表記に統一してますが、このコーナーの内容については未だ一般的に使われている”障害”という表記を使っています。

障害を持った子供でも入れる保険について、もっと知りたい方はこちら

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