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特定非営利活動法人FDA FDA

就労移行支援事務所/就労継続支援B型事務所

営業から就労支援員へ ①

こんにちは。私は就労継続支援B型の川崎事業所のスタッフです。
本日は、私が就労支援員になったいきさつを書こうと思います。

私がFDAに転職してから8か月が経ちました。
FDAに入るまでは、営業の仕事に携わってきました。
マンションやコピー機の販売で、モデルルームの案内や、飛び込みや電話の営業もしました。
ちなみに、元々は営業が好きだったわけではなく、むしろ嫌いでした(笑)。
しかし、人と話すことが上手になりたいと思って新卒で営業職を選びました。

そんな営業の仕事を続ける中、私は2つの病気に苦しめられました。
本日はそのうちの1つをお話しします。

私は「家族性地中海熱」という非常に珍しい難病です。
高校ぐらいから年1回ほど、原因不明の高熱と酷い腹痛を起こすことがありました。
どの医者にかかっても原因がわかりませんでしたが、2,3日すれば治まるものでした。

マンション販売員として新卒で就職後、その頻度が半年に1度と増え、その後、コピー機の会社に勤める頃には、1か月に1度の頻度になってしまいました。
症状があっても休むまいと無理して仕事をしていましたが、あまりの具合の悪さに同僚が気付いてしまい、業務中に救急車を呼ばれることもありました。

どこの病院に行っても、「原因不明」と何十回も言われてきました。
しかし、諦めずに様々な病院に通い続け、30歳を迎えた頃、やっと診断がつきました。

診断当初、日本では約500名しか患者のいない遺伝子異常の病気でした。
そのため、当時はその存在すら知らない医師の方が多く、診断まで15年もかかりました。
しかし、やっと診断に漕ぎつけ、服薬によって、現在は症状なく仕事ができています。

私は一時、「私は一生、就労ができない身体なのだ」と大変落ち込みました。
その経験から、特性で就労に不安を抱える方の役に立ちたいと思うようになりました。
そして、全くの異業種から就労支援員の仕事に転職を決意しました。

また実は、難病の診断後、もう1つの病気に苦しみ、休職になった経験もあります。
その経験も、就労支援員になるきっかけの1つです。
長くなりましたのでそのお話はまた次回にしたいと思います。

最後まで読んで下さりありがとうございました。

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