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実は30年間、ずっと逃げていました

こんにちは。職員の坂田です。

私の趣味は剣道です。

今は緊急事態宣言のため、充分な稽古は出来ませんが、平時は週3~4日稽古に行っています。今でこそ剣道が好きで、自分から稽古に行くようになりましたが、実は30年間剣道から遠ざかっていた、リバ剣なのです。
私が剣道を始めたのは小学校2年生の時でした。通っていた小学校の体育館で、下校後に剣道場として使われていたので、母親に誘われて入会しました。しかし、すぐに稽古が嫌になり、行く時間になると家の中で泣いて母と喧嘩するようになりました。それでも母は強引に私を玄関から押し出しました。外に出されると私も観念して泣くのを止め、渋々道場に行きました。こんなに嫌がった理由は、先生から竹刀で叩かれるからです。当時はスポ根が当たり前だったので、そういう時代だったのでしょう。私は稽古中常にビクビクしていました。

小学校4年生くらいになると泣かずに行くようになりましたが、別に剣道が嫌いでなくなったわけではありません。なんだか心に蓋をして、何も感じないようにしていたように思います。
そのせいで、特に目上の人から言われると何も言い返せず、常に従うしか出来ない人間になってしまったのだと思います。この性格はその後随分私を苦しめました。
それでも、稽古は真面目に行なっていたので、ある程度実力もついてきました。それで、小学校6年生の時に県大会の団体戦に大将で出場し、優勝してしまったのです。
そのことに目をつけた近くの中学校剣道部の先生が、それから小学校の稽古に来るようになりました。この中学校は当時全国でも有数の強豪校でした。
私は、更に厳しい稽古になるのかと、更に嫌になりました。ちょうど私は小学校を卒業するタイミングで引っ越しをすることが決まっていたので、この先生の中学に行くことはないと知っていました。それで稽古にも行かなくなりました。この時は、母は以前のように強引に行かせようとしませんでした。私の主体性を尊重してくれたのかも知れません。
それで、5年間通った道場も、自然消滅的に止めてしまいました。

中学に入った時、クラスメートから剣道部に誘われましたが、もうあんな嫌な思いはしたくないと思い、誘いを断りました。私は陸上部に入りました。
それでも、高校に入った時にもう一度だけ剣道部に入りました。しかし、3年間のブランクがあっていきなり高校の稽古は辛く、また当時のトラウマも思い出されて、たった2週間で辞めてしまいました。なんとも情けない話です。

私が次に剣道を始めたのは大学4年の時です。この時は町の道場に通いました。理由は、子供の頃に剣道をやっていたという人が意外と多く、私もやっていたという話をするのですが、級も段も持っていなかったのでなんだか恥ずかしく、せめて初段は取ろうと思ったからです。
この頃になると、さすがに先生から竹刀で叩かれることはありませんでした。私は道場に1年間通い、初段を取りましたが、就職を機にまた剣道から遠ざかってしまいました。もう初段を取ったから良いや、という思いもありました。

最後に剣道を再開したのは、42~3歳の時です。小学6年生の時から、もう30年も経っていました。
きっかけは、当時仕事で悩んでいた時に、ふと剣道をやってみようと思ったからです。どうしてそう思ったのか、今でも不思議です。そこでインターネットで近くの道場を調べ、通うことにしました。もう頭ごなしに怒鳴られたり叩かれたりすることもありません。そして初めて、上達する喜びを感じるようになりました。最初は稽古について行くことが出来なかったのが、体力がついたのと力の抜きどころがわかって来るうちに最後まで稽古に参加できるようになり、次第に良い打突が出来るようになってきました。上手くなってくるとそれが嬉しくて、また稽古に行きたいと思うようになります。そうしてやっと、剣道を楽しむことが出来るようになりました。おかげさまで、去年4段に受かることが出来ました。

最後に、もし今、嫌なことがあって逃げ出したいと思っている人がいたら、逃げても良いと思います。私は30年かかりましたが、その間に時代や環境も変わるし、自分も成長します。そしていつか、嫌なことを克服して楽しめる日が来るかも知れません。
今が駄目でも、この先もずっと駄目だと思わないでくださいね。

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小学6年の時、

優勝はしたけれど…。

昨年四段に受かりました。


 

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